独特のラーメン文化

食は、その土地独特の雰囲気を持っています。文化でもあり、土地ごとにさまざまなかたちが生まれ育っていくからこそ、独特の進化を遂げるでしょう。ラーメンは、土地の文化から強い影響を受けます。土地ごとに好まれる味わいがあり、その土地で育っていくからこそ、他にはない味ができあがるからです。特に名古屋には、味が濃い傾向あり、他の地域には見られない食文化が存在しています。

魚介名古屋のラーメンといえば、Wスープがあげられます。とんこつと魚介類を合わせて作り上げる独特の作りですが、濃い味わいを持ちながらも魚介がさっぱりと仕上げてくれる旨みがあるスープです。ですが、Wスープはこれだけではありません。もっと独特の進化を遂げて、魚介系Wスープも生み出しました。塩で味わったときには、このWスープの旨みには驚いてしまうでしょう。濃い味の文化の名古屋だからこそ生まれた、強い旨みのスープができあがるからです。

Wスープがもてはやされる一方で、スタンダードな博多ラーメンの流れをくむ名店も存在します。濃厚なとんこつスープを使いながらも、脂でこってりさせるのではなく、旨みを凝縮させたスタイルは、博多屋台の流れを汲んでいることがわかります。一度食べれば病みつきになるうまさを持っており、名古屋のラーメンでも一線を画するといえるでしょう。こうした文化が楽しめるところも名古屋らしいところであるのも確かです。うまいものに目がない地域だからこそ、参考にしながら食べ歩いてみてはいかがでしょうか。